3.必要器材
トーイングを行う場合に「これはなきゃ出来ない」というものと、「有ったら楽だよ」というものがいくつか有ります。それらについて説明します。

●ロープ(&バー)


これが無ければ引っ張れない!(笑)。

極論言っちゃうとどんなロープでも良いのですが、安全性を高め、より楽に楽しむためにも是非専用ロープを購入してください。

チューブなどを引く場合にはロープだけですが、その他WS、WB等の場合にはストレートのバー(ハンドル)が付いたものが必要です。

大抵の場合、バー付きロープとして売られているものはロープとバーの取り外しが出来ますから、バー付きのロープを買った方が無駄が少ないでしょう。


ロープ選びの基準としては以下の通りです。

・水に浮くもの

スクリューによる巻き込みを防止する為、ロープは水に浮く物を使用してください。ジェットなどで巻き込むとかなり悲惨です・・・(特にSEA-DOOね)。

・視認しやすいもの

波があったり、照り返しがあったりすると、水面に浮いているものはなかなか見づらいものです。ロープが見えないと前項のスクリュー巻き込みをしたり、プレーヤーに絡ませて重大な事故を起こしかねません。

出来るだけ派手な色が付いたものを選んだ方が良いと思います。蛍光イエローなんかのロープは分かりやすいですね。WS用の色分けされたロープもなかなかです(私はこれを使ってます)。

・バーが握りやすいもの

プレーヤーがしっかり持てないバーは論外!。太からず、細からず、滑りにくい物を選択する必要があります。なるべく実際に持ってから選んでください。

スラローム用、トリック用、WB用などといろいろ有りますが、トリック用以外のものなら大抵大丈夫でしょう(トリック用はちょっと特殊で、足を掛ける部分が付いていてお値段高めです。別に使えないわけじゃありませんが、トリック以外の用途にはもったいないです)。

●ヒッチ

船とロープを繋ぐヒッチ(アイやポール)、これも当然必要ですね。

・スキーポール


これが一番良いです。スキーボートならエンジンの前方に1mくらいの棒が立っていて、先端にロープを結べるようになっています。船外機艇でもエンジン前に立てられるものが販売されています。

利点として、プレーヤーの挙動による船の進路のぶれを軽減する事が出来る、ロープの目視が行いやすい、プレーヤーにロープを渡しやすいなどが挙げられます。

特にWBの場合には、身長より高いようなもの(商品名で言うとスカイロンとかね)を使います。これだと支点が高くなるのでジャンプがしやすく、大技が出来ます(練習すればね(笑))。


・スキーリング


一部の船に直径10cm位の丸い輪っかの中に短い棒が付いているものが取り付けられている場合が有ります。これがスキーリングです。トーイング用のパーツなので安心して使用できます。


・スターンアイ

大抵の船やジェットにはスターン(後部)にU字のアイが付いていると思います。このアイは強度もあり、プレーヤーを引っ張るのに利用可能です。

ただし低い位置にアイが付いている場合、ドライバーからロープ接続部が見えなくなるので、スクリュー巻き込みなどを起こさないように十分注意してください。

アイがセンターではなくどちらかサイドにある場合でも大丈夫ですが、船の直進性が若干悪くなりますので、針路に気をつけてトーイングしてください。

・クリート

船のガンネルに付いているクリートでも引く事は出来ます。強度を確かめて使用してください。ロープはクリート結びで結ばないように!。すぐに外れちゃいますよ。

・ジェットのリアグリップ

2〜3人乗りのジェットにはリアにパッセンジャー用のグリップが付いています。これも利用可能ですが、取り付け位置が高いので、プレーヤーが横方向に引いた場合にはジェットが傾いてしまいます(ちょっと怖い)。

なるべく下の位置に有るアイに繋ぐほうが良いでしょう。

●ミラー

ドライバーは前方の安全確認と後方のプレーヤーの安全確認を同時に行わなければなりません。後ろを振り返りつつスピードを保持して真っ直ぐ走るのはなかなか難しいでしょう。

そこでバックミラーの装着をお勧めします。後方確認が格段に楽になります。無ければいけないというものでは有りませんが、価格的にもそれほど高くない(ボート用で5000円位かな?)ので、可能な限り取り付けてください。

●スピード&タコメーター

これらも無ければ引けない、というものではありませんが、なるべく取り付けておきたい物です。

・スピードメーター

プレーヤーは引かれるスピードに敏感です。上手い人なら0.5km/h違っても文句を言います(笑)。又、トーナメントなどではスピードが一定していないと滑り直しのネタになったりします。スキーボートには正確を期する為、2個のメーターが付けられている程です。

競技毎のスピードについては後述しますが、トーイングは一定スピードを保つ事が最重要項目なので、その目安となるスピードメーターを取り付けておくことをお勧めします。

・タコメーター

船の構造上、スピードメーターが付かない場合もあると思います。そんな時にも最低限、タコメーター(回転計)は付けてください。スピードメーターと違って、エンジンパルスからでも計れますから取り付け不可能という事はあまり無いと思います。

タコメーターを付けたら、事前に回転数毎のスピードを測って見てください。スピードメーターの付いた船に並走してもらって、2500rpmで20km/h、3000rpmなら25km/hというふうに把握しておけば目安になります(実際のトーイングでプレーヤーの抵抗でスピードが若干落ちる事も頭に入れておいてね)。


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